【金 賞】・・・・・ 「じてん車にのるときは」 永 江 ひ と み  草加市

 わたしがおかあさんといもうととみちをあるいていたら、うしろからじてん車のチリンチリンという大きなベルの音がしました。あっ、じてん車がきてる、どうしよう。とっても大きな音だったので、わたしは、右によけていいのか左によけたらいいのかすぐにわかりませんでした。それで、おかあさんがひっぱってくれたほうに、いもうとと一しょにさっとよけました。じてん車のおにいさんがすぎていったあとで、「こわかったね。」と三人でいいました。
 そして、おかあさんがこんなはなしをしてくれました。おかあさんはチリンチリンという大きくてらんぼうなベルがなるとじぶんがこわいから、じてん車にのっていて、人をおいぬくときに、ベルをならしていなかったそうです。おいぬいた人に、えらそうでなまいきな人とおもわれるのもいやだったみたいです。だけど、ある日しんぶんのとうしょらんをみてかんがえがわかったそうです。
 そこには、うしろからきゅうに、じてん車がすうっとぬかしていくととてもこわいと、おとしよりがかかれていました。じてん車をかったときからベルはちゃんとついているし、ぬかすときはまえの人にしらせないといけません。
 だからおかあさんは、ぬかすときに、そおっとベルをチリンとならして、ぬかしたしゅんかんに「すいません。」ということにしたそうです。みちをあるいていた人は、じてん車がくることがわかっているからきゅうにこわいとおもうことがないし、すみませんというと、なまいきだとおもわれることもないとおもいます。おかあさんがいま、人をぬかすときにやっていることは、とてもいいなあとおもいます。
 このまえ、大きなベルをならしていったおにいさんは、しんせつで、ぬかすのをおしえてくれたのだとおもいます。らんぼうな音にきこえたのは、ちょっといそいでいたのかなあ。
 わたしはいま、一年生だから、あまりじてん車でどうろをはしっていません。だけど、もうすこし大きくなって、どんどん、どうろをはしれるようになったときに、そおっとベルをならしてまえの人にじてん車がきてますよーとおしえてあげて、「すみません」(ありがとう)といってぬかしていけるような人になりたいとおもいます。
 じてん車にのるときは、じぶんだけのことだけでなくて、まわりの人のこともかんがえられるようになりたいです。