【佳 作】・・・おじいちゃんとマウンテンバイク  遠 藤 菜 摘   横浜市

 おじいちゃんは、よく自てん車でかいものに行っていました。もっといろいろなところに行けるようお父さんがおじいちゃんにギアのついたマウンテンバイクをあげました。
 おじいちゃんは七十才をすぎているのに、マウンテンバイクで遠い山まで行ってみたり、お友だちの家にあそびに行くようになりました。四十キロもはなれているいとこの家に行く時もいつもマウンテンバイクをつかっていました。
 だんだんときょりをのばしていって一日でさいこう八十キロも走ったこともあります。そして一年間では、なんと二千五百キロも走りきりました。
 おじいちゃんは「マウンテンバイクのっていると気もちいいよ。」、「いつもとちがう道を行ってみるのもおもしろいよ。」とわたしに楽しそうに話してくれました。
 わたしは、おじいちゃんなのにマウンテンバイクでいろいろなところにでかけてすごいなあと思いました。だからわたしも自てん車にのりたくなりました。そしておねえちゃんのお古の自てん車で毎日れんしゅうしました。はじめは自てん車にまたがって歩いたりしました。れんしゅうしていくうちにバランスがうまくとれてすらすらのれるようになりました。それでおじいちゃんに交通公園につれていってもらっていろいろな自てん車にものってみたりしました。今ではお母さんといっしょに遠くのパンやさんまで自てん車にのって行くのがわたしの楽しみです。それは、行くとちゅうに長いさかがあるからです。そのさかを下りとキヒューンと風がふいてとても気もちがいいです。わたしはおじいちゃんの気もちがわかったような気がしました。
 おじいちゃんは今はもうしんでしまっていません。けれどいとこがおじいちゃんのマウンテンバイクを今でも大切につかっています。
 わたしの心の中には、おじいちゃんのマウンテンバイクの思い出がのこっています。